こんにちは、大阪店DJツカモトです。
GWも沢山のご注文ありがとうございました!
順番に組立作業を進行してまいりますので、今しばらくお待ちくださいませ♪
さて、
今回はあの名作サドルの当時の物を入手いたしましたので、「新」と「旧」の比較を行いたいと思います。
皆様の知識として蓄えてくださればと思います。
Sella Italia Flite 1990 15,950円(税込)
何回目かのご紹介ですが...。
1990年の登場以降、多くのライダーに愛された伝説ともいえるサドルの復刻モデル。
名前の由来でもある通り、超音速旅客機、コンコルドをモチーフとしております。
中空チタンレールを採用しており僅か230gと、当時としては驚異的に軽く、超軽量サドルとして確固たる地位に君臨しておりました。
当時と全く同じ製法とスペックでリファイドした、他にも類を見ない最もユニークなサドルでもあります。
そして今回個人的に入手したこちらが当時の1994年製
Selle Italia Flite (1994年製)
本革なだけあり、年代によって革の質感が異なるようですね。
こちらの旧タイプは艶ありめな革が使われていたようです。
チタンレールには少し変更が為されているようで、下の旧タイプはシートとレールに間隔がほぼなくヤグラへの取り付けが少し大変そうなイメージです。
シートポストによってはヤグラがサドルの裏にヒットする事象が起きていたそうですが、上の新タイプはそちらが改善されていますね。
上から見た座面のシルエットは寸分たがわず再現されていますね。
右の旧タイプはやはり年代もあり細部に少しいびつさを感じますが、左の新タイプは現代の生産品なだけありきっちりと作られている印象です。
背部のロゴは一目瞭然ですね。
窪みのデティールもはっきりしており確実に質感が向上しています。
こういったカスタムパーツのきっちりかっちり感、大事だと思います。
この製造年月日の刻印は変わらずに継承されていますね。
見えづらいですが上の新タイプは20年の刻印が押されており、下の旧タイプは94年の刻印になっております。
ここも大きな違いです。
座面後部の革を張り付けた後のカット処理の綺麗さも大きく向上しております。
お判りの通り、上の写真が新タイプ、下の写真旧タイプ。
新タイプは枠ギリギリまで革がキッチリと張り付けてあり、綺麗にカットしてあります。
並べると段違いですね。
30年以上も同じ物として製造され続けているサドルですが、シルエットは崩さず、少しずつ改善して新しいものになっているんだな、という印象ですね。
こういった点でも、むかーしからほぼ変わらずだけど少しずつ確実により良く改善していっている、ブロンプトンなんかにこそ似合うサドルなんじゃないかと個人的には思っております。